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青葉が目に眩しいこの頃、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
シェルパ・インベストメントの川本です。
今回のメルマガは、過去に配信した中で非常に反響の多かった
『ガルシアへの手紙』をお届けいたします。
経営の合間に是非ご一読下さい。
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『ガルシアへの手紙』
あなたはガルシアへ手紙を届けられるだろうか?
ローワンになれるだろうか?
ガルシアとは、かつてアメリカとスペインが、キューバをめぐって戦争をした時に
キューバにいた、反スペインのリーダーである。
アメリカはそのどこにいるかもわからないリーダーに、大統領からの手紙を届ける
必要があり、その困難な要求に見事に応えたのがローワンという将校である。
大統領はローワンにガルシアへの手紙を手渡したが、そのときローワンは、
その手紙を黙って受け取り、「ガルシアはどこにいるのですか」と聞かなかった
ということである。
このような無理難題をもし部下に頼んだら、多くの部下はいい顔をせず、
「どうやって」「何の為に」「なぜ私が」「急ぐことですか」などと質問し、
さらには「“ガルシア”というような男はいません」というような報告するであろう。
こうした自主的行動力のない、道徳心のかけらもない。意志力の失せている、
そして自ら進んで気持ちよく頼まれごとを引き受けない、などの生き方を
ほとんどの人がするために、いつまでたっても、本当の意味での「理想の福祉社会」
が実現できないのだ。
自分自身のためにだってろくに行動しない人たちが、果たして、みんなのために
なることをするものだろうか。私が心をひきつけられる人とは、上司がいようと、
上司がいまいと、自分の仕事をきちんとする人である。
そして、文明とはそんな人を求めて探し続ける道程なのである。
「ガルシアに手紙を届けられる」人間の願いは、何であろうと聞き入れられる。
世界中が、このような人間を、必死に呼び求め、必要としているのだ。
著者のエルバート・ハバードは、この英雄談から、いかにローワンのような人物が
この社会で求められているかを短い物語として書き上げた。
今、時代は「変化」を求めている。その掴みどころのない「変化」の対象が「ガルシア」
なのである。そしてその「ガルシア」は仕事の中、社会の中、国家の中、人間関係の中、
さらには家庭の中から出てくる。そしてそれを恐れず、勇気をもって挑む人、
それが現代のローワンなのである。
この『ガルシアへの手紙』を何度も読み返し、自らの人生を実り多きものとし、
さらには、社会の求める、必要とする人間となるにはどう生きていくかを、いつも自らに問うて、
生きていきたいと思う。
~エルバート・ハーバード著『ガルシアへの手紙』(まえがき・本文より)~
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今後とも宜しくお願い申し上げます。
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