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青葉が目に眩しいこの頃、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
シェルパ・インベストメントの川本です。
今回のメルマガは、松下幸之助氏による、
『不況克服の心得十カ条』をお届けいたします。
こんな時代だからこそ、掴めるものがあると信じております。
経営の合間にご一読頂ければ幸いです。
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【松下幸之助氏の不況克服の心得十カ条】
●第一条 「不況またよし」と考える
不況に直面して、ただ困ったと右往左往していないか。不況こ
そ改善へのチャンスであると考える前向きの発想から、新たな
道もひらけてくる。
●第二条 原点に返って、志を堅持する
ともすれば厳しさに流されて判断を誤りやすい不況こそ、改め
て原点に返り、基本の方針に照らして進むべき道を見定めよう。
そこから正しい判断も生まれ、断固といた不況克服の勇気と力が湧
いてくる。
●第三条 再点検して、自らの力を正しくつかむ
ふだんより冷静で念入りな自己評価を行い、自分の実力、会社
の経営力を正しくつかみたい。 誤った評価が破綻を招くのであ
る。
●第四条 不撤退の覚悟で取り組む
なんとしてもこの困難を突破するのだという強い執念と勇気が、
思いがけない大きな力を生み出す。不況を発展に変える原動力は
烈々たる気迫である。
●第五条 旧来の慣習、慣行、常識を打ち破る
非常時ともいえる不況期は、過去の経験則だけでものを考え行動
してもうまくは いかない。これまでの当然のこととしてきた慣習
や商売の仕方を、徹底的に見直したい。
●第六条 時には一服して待つ
あせってはならない。無理や無茶をすれば、深みにはまるばかり
である。無理をせず、力を養おうと考えて、ちょっと一服しよう。
そう腹を据えれば、痛手も少なくなる。終わらない不況はない
のである。
●第七条 人材育成に力を注ぐ
「苦労は買ってでもせよ」というが、不況とはその貴重な苦労
が買わずとも目の前に あるときである。好況のときには出来な
い人材育成の絶好の機会としたい。
●第八条 「責任は我にあり」の自覚を
業績低下を不況のせいにしてはいないか。どんな場合でも、やり
方いかんで発展の道はある。うまくいかないのは、自らのやり方
に当を得ないところがあるからである。
●第九条 打てば響く組織づくりを進める
外部環境の変化に対する敏感な対応は、よい情報も悪い情報も
社員からどんどん上がってくる、お互いの意思が縦横に通いあう
風通しのよい組織であってこそ可能となる。
●第十条 日頃からなすべきをなしておく
不況時は特に、品質、価格、サービスが吟味される。その吟味に
耐えられるように、日ごろからなすべきことをなしていくこと
が必要である。
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今後とも、宜しくお願い申し上げます。
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